弊社のホームページを見てお見積りを申し込んでいただいた、甲府市のS様のお宅でオール電化の準備工事をさせていただきました。
今お使いの石油給湯器の場所にエコキュートのタンクを置くので、別の場所に石油給湯器を仮設置して基礎工事をしました・・・いえ基礎工事の準備をしました。。。
また同時に石油ボイラを熱源とした床暖房も、三菱電機ヒートポンプ式床暖房エコヌクールピコに入れ替えていただける事になり、こちらも平行して準備工事を行いました。
施工前の現在お使いの石油給湯器です。
石油給湯器を撤去して地中に埋設してある配管の状況を調査します。
エコキュートの実寸の型紙を作り設置場所や配管立上げ位置の計画を立てます。
タンク用の排水が勾配が取れないので排水管を引き直しました。
配管を整理しながらエコキュート用の給水を取り出しました。
排水管を立上げ、お湯の配管も取り出しました。
今回は雨水配管に接続で放流場所から腐食性ガスの流入の可能性が無いためトラップは設けけませんでした。
甲府市下水道局でも雨水配管への接続を勧めています。
掘削した土を埋戻し、締め固めます。コンクリート型枠を組立て設置します。
写真は「ワンタッチアンカー」です、建物基礎に打ち込みエコキュートの基礎が転倒しないようにします。
家を増築する時に既設基礎に打ち込み増設部分の基礎の鉄筋に筋結し引張強度を出すために使用する部材です。
ワンタッチアンカーを建物基礎に打ち込みました。
鉄筋を結束して組んでいきます。
鉄筋を組み終わり、あとはコンクリートを打設するばかりですが・・・
ネコ(一輪車)でコンクリートを練るのですが、いつもと感触が・・・
いや~、やっちゃいました!こんなことは初めての経験ですけど・・・コンクリートが固まりませんっ(汗)
弊社の場合、生コン屋さんからその日使う分を“カラ練り”と言って水を入れていないコンクリートを仕入れてきます。
現場で打設直前に練るのですが、今回は予想以上に地中配管に悩まされてコンクリートを貰ってきてから練るまでに時間が空いたのと、プラントから出てきたコンクリートがいつもより湿っていたのと、気温が高かったこと、など複数の要因から起こった問題です。
おかしい!変だよ!と言いながらも一旦は型枠に入れてしまったコンクリートですが全部取り除いて明日やり直す事としました。
一方、床暖房の方ですが既設熱源機に水道水を入れて配管とパネルの内部を循環洗浄を行いました。
既設床暖房用の熱源ボイラ
既設熱源機のポンプを利用して循環洗浄を行いました。
洗浄後、機器を撤去して既設配管にテストポンプで圧力を掛けて、リークテストを行いました。