一週間ほど前、ボイラーが燃えないというコールがあり対応してきました。
今回、弊社がお邪魔するのは初めてだったのですが、15年程前に他の業者が販売したボイラーとの事でした。
点検した結果、「過昇防止用温度ヒューズ」という部品が断線しておりました。
結果を受け、メーカーに部品の有無を確認したところ、生産終了から10年以上経っている製品の為、部品供給はしないとの回答でした。
お客様に、その旨をお伝えして入替をお勧めし点検費を頂いて終わったのですが・・・。
昨日、「近所の業者に見てもらったら直った!」と、ちょっと怒ったような感じで連絡がありました。
話しを聞いていくと、どうやら「過昇防止用温度ヒューズ」を短絡して不正改造して燃えるようにしたようです。
そしてお客様に「気を付けて使ってください。夜は止めて下さい。」と言って帰ったそうです。
温度ヒューズが断線しているのですから、異常過熱が起こっている可能性が高いのですが、そんな状態で短絡なんて怖くって私たちには出来ないのですが、知識があって改造しているんでしょうかね?
このような不正改造は最悪な場合、ボイラーが止まらなくって缶体が破裂したり、火災が起こったりするかもしれません。
そしてお客様は、何を気を付ければいいんでしょうか?
パロマの事故も、不正改造が原因の一酸化炭素中毒でした。
でも、それが危険な事とか判らないから、死んでしまったんです。
事故が起こらなければ、お客様から見た時にきっとこう見えるでしょう!
アメミヤ住宅設備サービスは、技術力のない会社で直らないのにお金だけ取って行った。
近所の業者は、他の会社で直せなかったボイラーを直せた技術力の高い会社。
お客様には危ないから使わないように言ったけれど、どこまで伝わっているのだろうか?
どうか無事故であってほしいと心より願うだけです。