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電気温水器の取付工事・施工方法

電気温水器の写真

30年以上前から使われている電気温水器ですが電気屋さんの分野か設備屋さんの分野かハッキリしなかったので、なかなか普及しなかったのが現状でしょう。それでも電気温水器から給湯器を入れ替える人のほとんどが電気温水器をまた選ぶ理由は便利なのはもちろん故障がほとんど無いからでしょう。

当店でも30年以上ご使用になられた電気温水器を何度も入替させていただいておりますが、中には故障したわけでもなくリフォームのついでだったり、ただ単に古くなったからなんてお客様も珍しくありません。

私の記憶の中で一番古い電気温水器の取り付けは私が高校の時ですから1980年代の前半だったと思います。まだ現役バリバリでご家庭の給湯を支えている電気温水器も何台かあるのは取り付けた私としても嬉しいですね。

基礎工事

基礎工事の写真基礎工事の写真

電気温水器は平らでコンクリートの上ならどこに設置しても良いわけではありません。タンクユニットは水が入ると500Kg前後と大きな荷重がかかるため専用のコンクリート基礎工事をするのが一番お勧めです。最近では電気温水器用の簡易基礎もありますので使用する機会も増えてきました、しかし設置環境に不向きな地盤などありますので無理して使用すると最悪な場合、電気温水器が転倒するなどの危険があります。
弊社の場合の多くは現場打ち鉄筋入りコンクリート基礎を施工します。鉄筋は建物基礎にアンカーを打ち込み、引張り強度と建物との縁が切れないようにしています。エコキュートと電気温水器の多くは3本の足で支えられていますので3点に荷重が集中するためモルタルではなくコンクリートで圧縮強度を出しています。

配管工事

ステンレス配管での施工
ステンレス配管の写真
ライニング鋼管での施工
ビニルライニング鋼管の写真

電気温水器には“給水配管”、“給湯配管”、“風呂配管(追い焚き)”、“排水配管”4種類の配管を接続し、給水・給湯配管には絶縁パイプを途中に使用するのが一般的です

丸型の電気温水器は減圧弁をタンクより高い位置に取り付けることにより減圧弁の故障などのときに沸かしたお湯を捨てずにメンテナンスが出来ます。
他業者の工事した電気温水器の修理に訪問すると減圧弁が下に付いていてお湯を捨てなければならない事があります。
そうなると高温のお湯をそのまま捨てれないので水で薄めるなど手間と時間が掛かりますし、その日の夜にお風呂に入れないこともあります。

当店では給水と給湯の露出配管にはステンレス配管を基本仕様としています。

配管支持が取れない場合や道端などで子供が配管に登りそうだったり配管に無理な荷重がかかることが予想される場合などは配管自体が自立できるビニルライニング鋼管を使用することもあります。

また埋設配管は給水に耐衝撃塩化ビニル管を使用し、給湯には架橋ポリエチレン管に埋設用サヤ管を施して配管します。
腐食しない材料をつかうことで長期間安心してお使いになられます。
追い焚き(風呂)配管は専用のホースを利用することで腐食による浴槽の変色などのトラブルをなくします。

逆止弁について

電気温水器のトラブル事例のなかに施工時に逆止弁を取り付けていない事が原因でお湯がなくなってしまうケースが多いようです。
このケースの場合、水洗金具(蛇口)の故障なのか電気温水器の故障なのか判断しにくいのが被害拡大につながります。
電気温水器の故障と思いメーカーに修理依頼したところ水洗金具の故障で電気温水器の点検費と水洗金具の修理費の二重の支払いをするケースもあります。
そして何日もお風呂を使えないこともありますので大きなストレスになります。
当店では全ての工事で逆止弁を取り付けますので万一のときでも最短の日数で修理をすることができます。
電気温水器は電気でお湯を沸かす装置です、お客様が電気温水器で沸かしたお湯を手にするには電気関係、配管や弁類、水洗金具(蛇口)の全てが正常に作動しなければなりません。
万一お湯が出ないなどのトラブルのときには必ずしも電気温水器が原因とは限らないので幅広い知識と技術のある業者ならば安心だと思います。

凍結防止

凍結防止ヒーター特性グラフ

山梨県では冬季の配管凍結パンクなどのトラブルを回避するために凍結防止ヒーターの施工は必須ですが施工業者もお客様もただ取付けることだけで消費電力などについてあまり考えないようです。

弊社では省エネ型の凍結防止ヒーターを使用しています。
弊社で使用している凍結防止ヒーターは周囲の環境条件(風速・日照・温度)の変化に合わせてON/OFFの作動時間を非固定非周期で制御します。 気温が下降して4℃〜0℃までは環境状況により間欠通電、0℃以下になりますとフル通電、気温が上昇して3℃になると通電を止めるので通電時間が短く電気代もお得です。 一般的なサーモスタットは気温が5℃まで下がると通電して凍らないように配管を暖めます、逆に外気温が13℃まで上昇しないと通電を止めません。 この条件ですと山梨県内の多くは1月〜2月は一日中、通電していることが多くなってしまいますので凍結防止ヒーターを10m使用しているお宅では省エネ型を使えば1日約20円の節約、1カ月600円の節約になります。

保温材

保温材の写真

配管の保温材は冬季の凍結パンクを防ぐばかりでなく、水洗金具(蛇口)までの配管内のお湯がすぐに冷めないためにも、また夏場の給水配管が結露しないようにするためにも隙間なく取り付けます。

弊社では給水・給湯配管は20mm厚の高断熱保温材を使用し、また多くの施工店が保温しない追い焚き(風呂)配管もお湯用10mm厚の保温材を施工します。
継ぎ目も隙間なく施工しますので放熱ロスも少なくてすみます。せっかくお湯を沸かしてもすぐに冷めてしまっては、もったいないですよね。


このページが少しでも、あなた様の手助けになれば幸いです。
当店にはイケイケの営業マンは一人もおりません、少しおとなしくはありますが、あなたさまのご要望をしっかりお聞きして、親身になってご相談に乗ることをお約束します。
また、このサイトには、電気温水器を導入する際の注意点・業者選びの基準点などを予算の許す限り掲載することにいたしました。
ご覧いただいたのち、不明点や疑問点などありましたら、メールでも、お電話でも、おハガキでも結構です。
担当者からご返事を差し上げるようにしておりますので、そちらもあわせてご利用ください。


今回のご縁があなたさまにとって、そしてアメミヤ住宅設備サービスにとって、すばらしいご縁となり幸せが訪れますように・・・・

アメミヤ住宅設備サービス スタッフ一同

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2008年5月20日更新